火葬。
火葬車が来て、焼いてもらう。
亡骸でもミミチンに触れたので実感がなかったけど、
ああ、ミミチンのふわふわの毛にもう触れないんだと思うと、
涙が出て来た。
1時間ほどで焼けて、骨を壺に入れた。綺麗な骨だった。
ミミチンと過ごした22年はいろんなことがあった。
ミミチンの片目が無くなったことは最大の出来事で、
両目があった時の方が短い。
遺影を探していて、両目がある写真にするか、片目の写真にするか悩んだ。
両方にする。
片目のミミチンを描いた絵も飾る。
チャー太とモモちゃんがいるおかげで、ひどい落ち込みは無い。